「何社にもエントリーシートを送っているけど、一向に面接確約が取れない」「エントリーシートを書くのがおっくうでくじけそう」という方。諦めるのはまだ早いです。エントリーシートでとにかく落とされ続けているという方は「書き方が悪い」だけです。逆に言えば、正しい書き方をするだけで、書類通過率を激的に高めることができるのです。この記事では、エントリーシートで落とされないためのテクニックを【2つ】ご紹介していきます。

【書類選考テクニック1】楽しみながら企業を研究する

エントリーシートがとにかく通らない。書類選考で落とされまくり。という方によくしがちなのが「その企業に特化した構成になっていない」ということ。もう少しわかりやすく言うと「どの企業でも使えそうなものになっている」ということです。転職活動は相手があるもの。自己分析をしっかりしていても、応募企業が求めているものでないことをアピールしてしまっては、元も子もありません。応募の際は求めている人材像なども含めて、企業の情報を出来る限り調べ、自分が何を重点的にアピールすべきかを明確にしておくと良いです。情報を得る手段は、10年前に比べると格段に充実しています。というのも、ほとんどの企業はホームページを開設していますよね。社長がブログを綴っている場合もあるのです。必ずチェックしましょう。

感動できれば志望動機は驚くほど簡単に書ける

営業職で転職しようとしているAさん。「新しく市場などを開拓していく企業で働きたい」という思いも持っていました。そんなAさんに機械製造業の老舗、B社を紹介したことがあります。ただAさんは、全く機械に興味がなく、B社への応募に乗り気ではありませんでした。そこで私は「とりあえずB社のホームページを見てみては?」とおすすめ。次に会ったとき、Aさんは「ぜひB社に応募したい」と前向きなっていました。理由は「ホームページに書かれていた社長の理念に感動した」とのこと。その理念には、「自社はパイオニア精神を大切にしている」として、太陽光パネルを組み立てる会社として、数十年前に立ち上がった旨が書いてありました。AさんはB社の先見性や、「パイオニア精神」という自分の意向とマッチするキーワードを見つけたのです。面接の際にもAさんは、この理念を読んだときの感動を企業に伝え、最終的に採用に至りました。

企業を調べるときは、「研究」「分析」などと堅く考える必要はありません。「社会科見学」や「観光」する気持ちで楽しむことが大切です。企業の運営するお店があるならば、実際に行ってみるのも良いでしょう。ポイントは企業のホームページの情報や製品の売り場から、「もし自分が働くとしたら」ということをイメージし、それを自分の言葉でとらえ直すことです。単に受け売りの浅いネタでは、他の応募者と似たりよったりのアピールをしてしまいかねません。大事なのは「その企業にしか言えないこと」です。また、売り場や社屋に実際に足を運んでみると、そこで働いている人の雰囲気が感じられ、さらに感動できる何かに出会える可能性があります。そうすれば自然と自分の言葉として表現できるようになります。感動したことを書きまとめるイメージで構成を考えると、驚くほどスムーズに志望動機を書けるようになります。

【書類選考テクニック2】求人広告の見方を変えれば、書類通過率が変わる

企業の求人広告は、見慣れないとどう見て良いのか分からず、情報をつかみにくいものです。過去にも「未経験者歓迎!」という甘い言葉に騙されるな。というタイトルでもお伝えしていたように、求人広告に書かれていることをすべて鵜呑みにすると、書類通過率は上がっていきません。ではどのようにすれば、求人広告から正しい情報を吸収することができるのか。そのひとつに「カテゴリー分け」というものがあります。カテゴリー分けで使用するフレームは「職務環境」と「仕事」を理解するためのものの2種類があります。例えば営業職で言うと「職務環境」を理解するためのフレームでは、求人広告に書かれている要素を「どこで(組織)」「何を(職務)」「どのように(スタイル)」に分けていきます。「仕事」のフレームでは、「誰に(顧客特性)」「何を(商品・サービス特性)」「どのように(営業特性)」に分けます。自己分析の過程であらかじめ行なって欲しいのは、このフレームを活用した自分のキャリアをカテゴリー分けです。求人広告のカテゴリー分けができたら、自分の経歴をカテゴリー分けしたものと照らし合わせてみましょう。客観的な視点で自分と企業とのマッチ度を確認することができ、書類作成や面接時にアピールするべきポイントを絞り込むことができます。たとえば、営業職のカテゴリー分けで、求人広告と自分の営業特性が全て合致していれば、マッチ度は高く、これまでのキャリアを最大限に活かせますので、応募した際に強くアピールできます。また、営業特性でマッチしていなくても、顧客特性や商品・サービス特性で多くマッチしていれば、そちらで培った経験を生かせることを重点てきにアピールしていくことができるということです。

異業種であっても、マッチするスキルは見つかる

不動産の営業をしていたAさんの事例を紹介します。Aさんは住宅の販売を専門にしてきましたが、自動車販売業への転職を成功させました。Aさんの「やってきたこと」をカテゴリー分けすると、「高級志向の夫婦に」「2億円程度の家を」「数カ月間、何度も顧客宅を訪問しながら」販売してきました。これらのカテゴリーを抽象化していくと、Aさんは「富裕層に」「高額なものを」「じっくりと関係を作りながら」販売してきたというように表現できます。一方、新しい会社での業務を因数分解していくと、「高級住宅地に住む夫婦に」「3000万円ぐらいの高級車を」「納得のいく商品が見つかるまで情報提供しながら」販売する、となります。このカテゴリーを抽象化すれば、Aさんがこれまでやってきた業務にぴったりとマッチしていることが分かります。

同じく不動産営業でマンションの賃貸物件を担当していたBさんは、旅行代理店へ転職しました。Bさんは、「学生や20代前半の単身世帯に」「月賃貸料7万円のマンションを」「年間250件の目標で」販売してきました。抽象化すると、「若者に」「リーズナブルなものを」「早めの決断を促すようなスタイルで」販売してきたと表現できます。新しい職場では、「若い学生をイメージターゲットに」「格安航空券を」「年間300件を目標に」販売しているとのこと。これらを抽象化すると、業界は異なるものの、前職とほとんど同じ仕事であることが分かります。また、業界は同じでもAさんの業務とはまったく違うことも分かります。

不動産の営業をしていたこの2人は、マッチするポイントを発見し、書類選考や面接で有効にアピールすることができます。Aさんは、富裕層の顧客の志向に合わせて振る舞い、信頼を得られるよう業務を続けてきました。面接では、「お客様から質問があった場合はすぐに回答するなど、対応の丁寧さが培われ、じっくりと関係を作りながら営業するスキルが身につきました」とアピールできます。大量の商品を販売してきたBさんは、「新しい情報を追加し、整理していく力が培われました。また、いやみに感じられないよう、早く購入を促すこともできるようになりました」とアピールすることができます。

まとめ

いかがだったでしょうか?このように、考え方や求人広告の見方を少し変えるだけで、あなたの書類選考通過率はきっと向上するでしょう。大切なのは「楽しむ」こと。転職活動は辛いことも多いですし、体力も使います。しかし、さまざまな企業を研究しながら、「自分がこの会社に入ったらどんなだろう・・・」と想像する。なかなか経験のできない期間でもあります。ぜひ、転職活動を楽しんでください。そして、あなたにぴったりな企業と出会い、「転職活動、楽しかったな」と言って転職活動を終えられることを願っています。

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