入社してみたら典型的な「ブラック企業」だった!

人生において仕事に関する後悔ほど辛いものはありません。いざ入社してみたら典型的な「ブラック企業」だった。これでは人生まで真っ暗です。この記事ではまず、そもそもブラック企業とはどういう会社なのかをご説明し、そのうえで面接や求人票で、ブラック企業とホワイト企業を見極めるスキルを身につけていただくことを目的としました。これからのあなたが、ブラック企業とは無縁の人生でいられることを願って。

そもそもブラック企業の定義とは?

さっそく厚生労働省に確認をしてみました。すると厚生労働省でも明確に定義しているわけではないそうです。「ブラック企業」ってどんな会社なの?という質問に対し、以下のように回答していました。

一般的な特徴として、
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

などが特徴として挙げられます、とのことです。もう少し具体的に噛み砕いていくと、、、

① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す

普通に1日8時間、週に5日勤務で働いていたら到底達成することが不可能なノルマが課されていたり、その無茶なノルマを達成するために、長時間労働をしざるを得ないような状態のことでしょう。はっきり言って長時間労働をしても、生産性は落ちるのみ。しかしそのことに気づかず社内全体が長時間労働する人が偉いみたいな風潮になっている会社をたまに見かけます。

② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い

最近ではコンプライアンス意識が低い企業も減ってきたような気がしますが、いわゆるサービス残業を強いられる企業はまだまだ存在しますよね。さらにノルマを達成できない人は、まるで人ではないような扱いを受ける企業もあるそうです。そんなブラック企業に勤めることになったら本当人生真っ暗ですね。

③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

ここは少しわかりにくいかと思いますが、過度な選別というのは、ようは社員を“ふるいにかける”ということですね。長時間労働、きついノルマ、パワハラに耐え抜く人はどれだけいるのか?まるでこの厳しい労働環境を「予選」のように定義づけている会社こそが、ブラック企業ということなのです。

ブラック企業の特徴9選!3つ以上当てはまったら要注意!

すでになんとなくブラック企業の特徴はイメージできているかと思いますが、ここではさらに踏み込んで、具体的なブラック企業の特徴を挙げていきたいと思います。もし今のあなたの環境がブラック企業かも?と思われたら以下から何項目当てはまるか、数えてみてください。3つ以上当てはまった場合、それは間違い無くブラック企業と言って良いでしょう。

長時間が当たり前

もしあなたが1日8時間、週に5日勤務で働けていたら、それはおそらくホワイト企業でしょう。しかし実態はそうもいかない企業が多いそうです。8時間×5日で、1週間に40時間働くのが理想なのですが、実態としては半数は50時間以上働いていると言われています。さらに増えて月の残業が80時間を超えたら非常に危険です。「過労死ライン」と言われる基準にも引っかかってきますので、命の危険すらあるということです。詳しくはこちらもごらんください。過労死前兆の18の症状!電通の過労死問題は他人事ではない!

常に求人を出している企業

上でもお伝えいましたが、ブラック企業では社員をふるいにかけるようなことをします。つまり脱落者も非常に多いということです。脱落=退職ということですから、すぐに新しい挑戦者である新入社員を入れていかなくてはならないのです。以上のことから常に求人を出しているような企業はまさにブラック企業と言えるのではないでしょうか。その分、退職者も多いということは言わずもがなです。

精神論が社内で重んじられている

「努力」や「根性」さえあれば無茶なノルマでも達成できる。そんな勘違いをしている企業は、残念ながらブラック企業と言えるでしょう。もしあなたの上司や社長が「努力」や「根性」でしか、結果は得られないというような精神論を訴えかけてくるような場合はブラック企業と言っていいでしょう。直属の上司だけが特別に精神論を語るタイプであれば、ブラック企業ではなく、ブラック部署なだけかもしれませんが。

パワハラが常習化している

ノルマを達成できない人は、まるで人でないような扱いを受ける。「達成できない人は会社にいる価値がない」「どこへ行っても通用しない」「お前は向いてない。代わりはいくらでもいる」というように人をすぐに使い捨てるコマのようにしか考えていないパワハラ発言が飛び交っている場合、間違い無くブラック企業と言っていいでしょう。パワハラに耐え抜いた先に、輝かしいキャリアが待っているとは、到底思えません。

自腹を切るリスクがある

例えばノルマを達成できなかったら商品を買い取らされるアパレル店員、年に数回、商品の購入が義務付けられている営業職。こういった古い風習がいまだに根付いている企業はまだたくさん存在します。普通に考えればこのような自腹を切るリスクがある仕事というのは、ありえませんよね。該当する人からすると当たり前のこととして捉えてしまっているかもしれませんが、これも立派なブラック企業と言っていいでしょう。

サービス残業が当たり前

残業する人=偉い。こういった方程式が成り立ってしまうような会社は非常に危険ですね。同じ部署の社員の何割が定時で帰れているでしょうか?もしあなただけが残業しているケースであれば、それはあなたの仕事の進め方に問題があるのかもしれません。(こちら参照ください。残業ばかりする人必見!「仕事が遅い人」から脱する方法)しかし、部署全体、会社全体でサービス残業が当たり前という風土が根付いてしまっていたら、それはもう残念ながらブラック企業と言わざるを得ないでしょう。

早朝出勤している人が多い

こちらもサービス残業に近しいのですが、本来は9時出社なのに8時頃には多くの社員が出社している。そんな会社も危険です。早出をしなければ達成できないようなノルマを課せられていたり、早出をしなければさばききれない業務量であるということは、ブラック企業の典型的な特徴になります。

出向・異動が多い

例えばあなたの会社に「仕事ができない人が飛ばされる部署」はありませんか?一般的には会社は社員をクビにすることはできません。そのため、必要とされていない社員は自分から辞めてもらうことが会社としては理想なのです。そのために、使えない社員を出向させる。あるいは異動させるということをして、最終的に退職に追い込んでいくケースは、実は非常に多いです。もしあなたに出向や異動の内示が出たら、それは厄介払いが目的ではないか、よく考えてみてください。

事務処理などの管理業務が雑

ブラック企業の特徴にコンプライアンスの意識が低いという点が挙げられます。そのため、入社時にかわした契約もあってないようなもの。社員を守るべきためのルールがあいまいな会社は当然、ブラック企業といっていいでしょう。書類が散乱していたり、契約書がそのへんに誰でも見られるような状態で保管してある企業は注意が必要です。

いかがでしたか?あなたがブラック企業と感じている会社は、これら特徴が当てはまっていたでしょうか?ほかにも細々としたブラック企業ならではの共通点はありますが、とりあえずこの中で1つでも当てはまっていたら危険です。3つ当てはまっていたらブラック企業確定と言っていいでしょう。

ブラック企業が多い業界

では次にブラック企業が多い業界について触れていきたいと思います。もちろんこの業界だからブラック企業ということではなく、中にはホワイト企業もあります。ただし、私がこれまで取材や求人広告を作成してきた中で、この業界はブラック企業が多い、という傾向が見えてきました。あくまでも参考として見ていただけると嬉しいです。

保険業界

保険の営業というと、強烈なプッシュ型の営業というイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか?実際に入社後、まずは自分の知り合い、家族、友人などに提案するための100名リストを作成させるという企業もざらにあるのがこの業界です。そのリストに対して、何件は成約させないと一人前と認められないというところも多いです。

IT業界

ITといっても、さまざまな職種がありますが、まずエンジニアの労働環境は低賃金かつ長時間労働が多いと言われています。求人票に書かれている情報だけでなく、実態はどうなのか、ということに注目してみてください。あとは通信系の営業は、私が知る限り70%くらいの確率でブラック企業です。営業職の中でもこの通信系の商材を扱うところが、圧倒的にブラック企業が多いです。20代のうちからインセンティブがっつりで年収1,000万円という甘い言葉には騙されないでくださいね。

飲食業

サービス残業、低賃金、コンプライアンスの意識の低さ、休みの少なさなど、飲食業もブラック企業は多いです。しかし、ホワイト企業も多いのは確かです。必ずしも飲食業は労働環境が厳しいという訳ではありません。ただし、入社前の段階ではその会社がブラックなのかホワイトなのか、見極めが難しいので注意が必要です。ブラック企業ほど甘い言葉で応募を集めようとするので、求人広告や面接時に見極める力を、つけてください。

不動産業

営業ノルマを達成できない人はどんどん居心地が悪くなる。そんな雰囲気をあえて作っている不動産業は非常に多いです。個人の営業成績が悪い場合には「自分は本当にこの会社に居続けても良いのだろうか?」という気にさせる雰囲気があるということです。クビにはしないものの、成績を残せない人は居心地を悪くして追い出すという風潮があるようなので、注意が必要です。

アパレル業界

こちらも飲食業と同様にサービス残業は当たり前。低賃金で休みは少なく、ノルマを達成できなかったら自社商品を買い取るという暗黙のルールがしかれている企業も多いです。アパレル業界への就職を検討している人は、単に憧れだけで決めるのではなく、実態を見極める目を養う必要があります。ブラック企業かどうかを見極める方法は、このあとにご紹介するので、最後まで見てみてくださいね。

ホワイト企業が多い業界

ある程度入社前にブラック企業か見極める方法はあるのですが、それでもどうしても見極めきれないということはありえます。「自分は何がなんでもホワイト企業に入りたい!」という方は、やはり上に挙げた業界は避けるべきかもしれないですね。では次にホワイト企業が多い業界をご紹介します。一般的にホワイトな印象も根付いているため、入社のハードルも当然高くなります。しかし、腰を据えて長くホワイト企業で働きたいと考えている方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

地方の公務員

いわゆる国や市に雇われている職員ということです。「お役所」という言われ方もしますが、基本定時退社があたりまえで、土日出勤も基本なし。給与も年功序列で年々上がっていきます。仕事も基本的に難しいものはありません。ノルマなどもなく、精神的なプレッシャーがありません。そのため、上司との人間関係もギスギスすることなく、平和なワークライフを送ることができるでしょう。やりがいという意味では物足りなさもあるかもしれませんが、安定感は抜群です。

インフラ業界

水道、ガス、電気などのインフラ業界は、人々が生活していく上で必ず必要なものです。そして、他社が新たに参入するには非常にハードルが高いという特徴があります。そのため、競争が激しくない業界とも言えます。こういった平和な市場にいる会社は、基本ブラック企業にはなりにくいです。

航空

こちらもインフラ業界に近しいですが、基本、歴史が長く、古くから一定の地位を築いている会社がある業界はホワイトと言えるでしょう。そして航空業界はJALとANAの歴史が古くからあります。福利厚生面も充実していますし、給与も高めに設定されています。入社のハードルは高いですが、目指す価値はあるでしょう。

私立大学業界

小、中、高校の教員などは意外とブラックな風土があるそうですが、私立大学は高確率でホワイトです。休みも多いですし、職種にもよりますがそこまでハードな仕事もありません。公報、経理、入学手続きなどのバックオフィス系など、意外といろいろな職種があります。

ブラック企業の見極め方

ブラック企業の特徴はわかった。ブラック企業が多く、注意すべき業界もわかった。じゃあどうやって見分ければいいの?という疑問が発生しますよね?では最後に「就職・転職をしたらブラック企業だった」とならないためにも、入社前にブラック企業かそうでないかを見極める方法をお伝えします。見極めるポイントは2つです。求人票と面接時。この2つのタイミングで完全に見極めることができます。それでは1つずつ解説していきます。

求人票での見極め方

平均年齢が異常に若い

写真に写る社員は皆20代前半〜中盤。平均年齢が25歳あたり。同年代で楽しく働いています!というような学生ノリを思わせる求人原稿のトーン。これらが当てはまった場合、ブラック企業の可能性が高いです。平均年齢が若いというのは、単純に社員が定着しないといっているのと同じこと。入社してもすぐに辞めてしまう人が多いので、結果的に若くなってしまう。なぜ、定着しないのか。それはブラック企業だから、と考えるのが普通でしょう。

年収例が異様に高い

28歳(経験2年)/年収900万円こういった明らかに高すぎる年収ばかりを記載している原稿はブラック企業の可能性が非常に高いです。まず間違いなく言えるのは、入社2年目の社員全員にこれだけ年収を払っていたら、その会社は潰れます。何が言いたいかというと、ここに書かれている年収をもらっている人はせいぜい1人か2人。ほかの人たちは基本給に少しインセンティブがついている程度でしょう。そして、記載されている年収例くらい活躍できなければ、会社からは必要とされていないくらいの扱いを受ける可能性も十分にありえると思っておいたほうがいいです。

内定までのハードルが低い

「面接1回!」「即日内定もありえます!」こういった内定までのハードルの低さをアピールする求人票の場合はブラック企業の可能性があります。それはなぜか。ブラック企業はとにかくどんな人でもいいからたくさん入社させることが目的になっているケースが多いからです。まずはたくさんの人を採って、そこから活躍できる人だけ残ってくれればいいと考えているためです。ここなら自分でも内定がもらえそうだと思ってしまい、安易に応募するのは危険でしょう。

採用予定人数が多すぎる

こちらも上の、内定のハードルが低い場合と同じ理由です。社員数30名の企業が「20名の大量採用!」などとうたっているケースがありますが、ほぼ間違いなくブラック企業といっていいでしょう。その企業も20名がほしいのではありません。活躍できる人材数名がほしいのです。そのためには20名ほどを採用してふるいにかけると考えているわけです。

未経験者歓迎

これは一概にブラック企業と認定するのは尚早ですが、可能性があると考えておいてください。未経験者歓迎!などとうたっている企業の理由は2つです。1つは本当に未経験からでも活躍させるだけの教育環境が整っている場合。そして、もう1つが、誰でもいいから入社させてから活躍できるか判断する場合。当然、後者がブラック企業ということです。ほかの見極めポイントと複合して判断材料にしてみてください。

面接時での見分け方

連絡が遅い

面接の日程調整をしている際の連絡がこまめにもらえないケースです。これは面接以前の見極めポイントですね。ほかの候補者ともかなりの人数とやりとりしていれば、当然返信も遅くなってしまいます。それだけ忙しく、他の候補者と連絡しているということは、それだけ大人数を採用しようとしているということですよね。

面接官が上から目線

高圧的な面接であったり、一方的な質問ぜめでコミュニケーションが円滑に進まなかった場合は、ブラック企業の可能性が高いです。入社前の候補者にそれだけ上から目線をするということは、入社後はさらに遠慮がなくなるということです。仮に入社後の上司となる人でなくても、同じこと。そういう会社には、そういう人がたくさんいると思っておいた方がいいでしょう。

面接官の情熱が感じられない

面接官が明らかにやる気がなさそうであったり、マニュアル通りの質問をするだけして終わり、というようなケースの場合は、ブラック企業の可能性が高いです。単純に候補者が多く、面接する側も疲れているということもありえます。そんな面接官が、正しく人をジャッジできるわけありませんよね。

応募書類を事前に読まれていない

あなたが一生懸命、時間をかけて書いて事前に提出した履歴書や経歴書をまったく読まれている形跡がない。こういった場合もブラック企業の可能性が高いです。なぜ読まれていないのか。かなり高い可能性で言える理由は、ほかにも見なければいけない候補者がたくさんいすぎて、見る時間がなかったということでしょう。

求人の内容とズレが生じている

求人票に書かれている内容と明らかにずれたことを、面接の場で初めて聞かされる。これも、ブラック企業の大きな特徴の1つです。不特定多数の人が見る求人票には書けないけど、面接では言えるという、企業のブラックな事情があるということです。雇用条件や給与、勤務時間など、労働条件面での変更を明記されていなかった場合は、残念ながらほぼブラック企業と言っていいでしょう。

ブラック企業に入ってしまった!そんな時どうすればよい?

まず最初にいち社員が、その会社をホワイト化させるというのは、あまりにも非現実的というのが正直なところ。つまり現実として、ブラック企業に入ってしまった後は、泣き寝入りしかないというのが現状なのです。ではどうすべきか。これは残念ながらそのブラック企業を退職し、新たにホワイト企業に転職するしかないでしょう。ホワイト企業を見極めるための方法は、本記事に記載のある通りです。

とはいえ転職活動は非常に体力がいるもの

意を決して転職活動を始めてみても、なかなか思うように選考は進まないものです。そして、ついつい内定が出るとそこまで志望度が高くなくても「ここで良いか」と、いつのまにか転職活動を終わらせることが目的になってしまう。これでは、ブラック企業からブラック企業を渡り歩くはめになってしまいます。ではどのように転職活動をすすめるべきか。

評価の高い転職サイトで効率的に転職活動を進めるべき

今や転職サイトと検索をすると、驚くほどたくさんの種類が出てきます。私はこれまで、1,000本以上の求人広告を作成してきたからこそわかります。あまり大きな声では言えませんが、8割がたブラック企業が名を連ねている転職サイトなどもあるのです。だからこそ、信用できない転職サイトを無闇に登録し「数打ちゃ当たる作戦」を強行するのは非常に危険です。そこで、私がこれまで経験してきた求人広告ライティングと、採用担当者への取材を通して見えてきた、本当に信用できる転職サイトだけをピックアップし、ランキング形式にしました。このランキングでの評価はある意味「ホワイト企業の見極めやすさランキング」とも言えます。

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大手の転職サイトほどホワイト企業が多い?

これはあながち間違ってはいませんが、比例してブラック企業の数も増えてしまいがち。大手転職サイトだからといって必ずしも安心とは言えません。だからこそ、少しでも心配という方は、こちらのランキングを信じてください。ここにあるランキングのうち、3社に登録いただけば間違いありません。これまで数百名の求職者と面談をし、採用成功に導いてきたからこそ自信があります。数打ちゃ当たるのではなく、正しい転職サイトに登録しなければ、ブラック企業に当たるということを肝に命じてください。それでは、以下のランキングから、あなたのホワイト企業への転職活動を始めてください。

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