10月3日に飛び込んできたニュース。

ヤフー、新卒一括採用を廃止 30歳未満は通年:日本経済新聞

こちらはご覧になりましたか?

どういうことなのか、簡単に説明すると、

・Yahoo!は新卒の一括採用を廃止する
・10月から新卒、既卒が同じ扱いで通年募集を行なう
・応募要件は30歳未満ならOK
・技術職や営業職などすべての職種で募集

といったったところ。多くの方は、ふーんで終わったニュースでしょう。しかし、求人業界に長くいる人間からすると、なかなか衝撃的なニュースである。これまで大学などの新卒者を対象とする「新卒採用」と、就業経験を持つ人を対象に特定の職種を募集する「中途採用」を実施してきたが、第二新卒や既卒などに対して平等な採用選考機会を提供できないこと、海外留学生や博士号取得者など就職活動の時期が多様化し、従来よりも柔軟な採用の枠組みが必要だったとしている。

狙いは何なのか?

若い人材を獲得したいというのが基本にあるんだと思います。同社はこれまでも特定の職種・ポジションでの中途採用は実施してきました。第二新卒や既卒の方は、この枠で一緒に受ける形となっていたはずです。とはいえ30代などのベテランと比較するとなると、実際はかなり採用されにくいのが現状。現在の実力だけではなく、ポテンシャルを見て、スキルを磨いて活躍していただけそうな若い人材を採用したいというのが狙いなのでしょう。

 

この先、どんなことが起こりうるのか

大手企業がこの流れに乗っていくと、どんなことが起こるのか。簡単に言うと、新卒が不利になり、中途採用が有利になる時代が来る、と考えています。どういう事かというと22歳の新卒と、25歳の3年営業を経験した人が、同じ土俵で戦うということになります。新卒採用がなくなれば、4月に予定していた、入社式や大型の研修もなくなっていくでしょう。そうなれば、より研修に時間をかけずに、立ち上がりの早い人材を確保したいと考えるのは普通のこと。そしてゆくゆくは、年齢制限も廃止され、全員が同じ土俵で戦っていく時代がくるのではないでしょうか。

 

新卒を撤廃すれば、企業も転職活動者も嬉しいことだらけ

企業からすると、新卒で採用した人のスキルは未知数。この先どれだけの成長が見込めるのかも予想しかできません。つまり、かなりギャンブル性の高い採用をしているのです。それなら、本来は中途採用に力を入れたいのは当然のはず。しかし、常に中途採用をしていては、知名度の低い会社では応募を集めるのが困難になります。そのため、一気に人材を確保できる新卒採用に注力しているのでしょう。

 

まとめ

新卒採用を撤廃すると宣言したのは、まだYahoo!のみですが、今後、この流れが大きくなっていくことは十分に考えられます。そうなれば唯一苦労するのは新卒の人たち。これまでは大学生の特権として、まったく職務経歴がないにも関わらず、平等に大手企業に入社できるチャンスがありました。つまり、多くの企業が新卒採用を廃止すると、企業と転職活動者は有利になり、新卒として就職活動している人だけが不利になる、ということです。そんな時代は意外とすぐそばまで来ているかもしれません。

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