「前向きになろう」「明るく行こう」頭ではわかっていても、ついつい物事を悪いほうに考えてしまうこと、ありませんか?例えば新しいことに挑戦する時、「どうせ出来ない」「きっとうまくいかない」と失敗することを考えてしまったり、まだ起こってもいない失敗を現実のように受け止め、夜も眠れなくなってしまったり…。本来、私たちがネガティブなことを考えるのは、危機に対応する心構えでもあります。つまり、ネガティブ思考は自分を守ろうと抱く感情なので、決して悪いものではありません。

ただ、偏りすぎてしまうと問題です。

全てをポジティブに受け止められなかったり、眠れず、集中力が低下したり、行動しようという意欲が失われてしまったり…。これでは生活に支障が出てしまい、そのネガティブ思考はあなたを守るどころか苦しめていることになります。

ここでは、ネガティブ思考に囚われてしまい苦しむ方のために、その思考を手放す方法をいくつかご紹介します。あなたを守る第一人者はあなた自身です。「自分を守れる自分になりたい」「ポジティブ思考になりたい」そんなあなたを応援します。

ネガティブ思考な人の特徴

過去の大きな失敗体験がトラウマ

過去に一度大きな失敗を経験すると、その経験が脳に刻まれ、頭から離れない (トラウマ) ことあります。自分にとって大きな目標や挑戦であればあるほど、失敗した時のショックは大きいでしょう。
過去の経験は、過ぎ去ったこと。これから先の行動とは「違う経験」のはずなのに、「またあの時のように失敗する」と、過去に失敗した時のショックや挫折感が思い出され、成功することをイメージ出来なくなっているのです。

完璧主義者

完璧主義者の人は、過去にどれだけ良い結果を出していてもネガティブ思考にはまりやすい傾向があります。完璧主義者は、自分が完璧であること、成功することを強くイメージしているので、イメージに少しでも欠けるところがあると許せなくなります。周りの人からは良い結果に見えたとしても、イメージしていた結果とほぼ完全に一致しない限り、満足も納得も出来ません。
また、周りから褒められたとしても「そんなことはない」と素直に喜べません。他の人は自分程努力しないで100点を取れているのに、自分はこんなに努力しないと取れない「ダメな奴だ」と、自分を卑下してしまうのです。このタイプの人は、100点を取っても、この先ずっと100点を取り続けられるかが気になり、不安が消えず、ネガティブ思考になりやすいのです。

極端に偏った視点

ネガティブ思考の人は、成功や長所を過小評価し、失敗と短所を過大評価して捉える傾向が強くあります。極端に偏った視点を持ってしまうと、結果がうまくいった時にも「たまたま今回だけ」「どうせ自分は失敗する」と決めつけてしまいます。また、マイナスな出来事を過大評価してしまう為、小さなミスを起こしただけで「自分はダメな人間なんだ」と負のレッテルを貼りやすくなります。

自分に負のレッテルを貼ってしまっている

誰に何と言われようと「自分はダメ」と自分に負のレッテルを貼っている人もネガティブ思考です。負のレッテルを自分に貼ってしまう原因は様々ですが、親や指導者から失敗をきつく叱られたり、マイナス面ばかり指摘されたりすると、自分自身でもマイナス面ばかり目について、自信が持てなくなると言われています。
自信が持てないと、何をしても「どうせ自分なんて」とネガティブ思考に走りがちです。ネガティブにどっぷりとはまっている時というのは、人から褒められたり、励まされたりしても、「この人は、本心ではそう思っていないのではないか」と疑ってしまい、人からのポジティブ発言を素直に受け止められなくなります。

深読みのしすぎ

人間関係においてネガティブ思考にはまる人の殆どが、深読みのしすぎです。相手の心を深読みしすぎると、ちょっとしたしぐさや表情まで気になります。その結果、好ましくない言動が少しでもあれば、ネガティブに受け止めるのです。例えば、体調がすぐれない人がいて、いつもより元気がないだけなのに「あの人は自分のことが嫌いなんだ」と決めつけ、「元気がないけど、どうしたの?」と相手に直に確認することはしません。深読みのずれと誤解が、どんどんネガティブ思考にはまっていきます。

ネガティブを克服すると待っているメリット

幸福感が得られる

物事や人間関係をポジティブにとらえられるようになると、幸福感が得られます。人間の感情「喜怒哀楽」は、「喜楽」がポジティブ、「怒哀」がネガティブな感情です。つまり、ポジティブ思考になるということは、喜びと楽しい気持ちを多く感じられるようになるということ。幸せな出来事は、喜びある楽しいことから起こります。ポジティブ思考になれば、幸福感が増し、幸福感が増すと、よりポジティブ思考になり、ポジティブなプラス循環が生まれます。

チャンスを取りこぼさない

人生におけるチャンスは、誰にでも訪れます。それでも、チャンスをつかむ人とつかめない人がいるのは何故でしょうか。チャンスをしっかりつかんで取りこぼさない人には、ある共通点があります。それは、「自分にはチャンスが訪れる」とポジティブに信じる気持ちを持っていることです。ネガティブ思考にはまり「自分にチャンスなんてくるハズない」「どうせ自分にできるわけがない」と考えています。目の前にチャンスが訪れたとしても、チャンスをチャンスだと受け止められません。もし、チャンスに気づくことが出来たとしても、躊躇してしまい、やすやす見過ごしてしまうかもしれません。「チャンスは訪れるもの」と考えている時は、目の前に訪れたチャンスをしっかりとつかむことが出来ます。

明るい性格になり、印象が変わる

考え方がポジティブになると、自然と発する言葉も明るくなります。「どうせ自分に出来るハズがない」から「自分もやればできる」に、「失敗したらどうしよう」から「失敗も一つの経験だ」に変わります。「自分は出来る」という自信と、どんな経験も楽しめる余裕が出来るため、言葉だけでなく、行動も積極的になり、明るくなります。自信をもって話しをする時、声のトーンは高くなり、声量も大きくなります。そして、話をする時の表情やしぐさも豊かになるので、明るい印象に変わります。

ネガティブ克服法7選!

いつも自分はラッキーなんだと言い聞かせる

「自分はラッキーなんだ」と言い聞かせる癖をつけてみましょう。どんな出来事にも、ラッキーに受け止められる材料はあります。例えば、転んで擦り傷が出来た時には、「擦り傷で済んで私はラッキー」と受け止めましょう。挑戦の途中で失敗に気が付いたら、「途中で失敗に気が付いてラッキー」と受け止めましょう。自分の身に起こる全ての出来事の中にラッキーを見つけられるようになると、あなたの気持ちも晴れ、ポジティブに物事を受け止められるようになります。

ラッキーノートをつけよう

毎日、その日一日ラッキーだった事を書くノートをつけましょう。ラッキーな出来事は、どんなに小さなことでも構いません。天気がよかった、髪型が決まった、朝の目覚めがよかった、綺麗な人(カッコいい人)を見かけた…等、小さなことでもいいので、嬉しくなったり、楽しくなったりした出来事をノートに書きだしていきましょう。ノートに書く習慣が付くと、ノートに書くための材料を集めるためにラッキーな出来事を見つけようとします。ポジティブな出来事に意識が集中している時は、ネガティブ思考が入る余地はありません。

嬉しい気持ち、楽しい気持ちをしっかり味わう

嬉しい時、楽しい時、しっかりとその感情を味わいましょう。ネガティブな時は、嬉しさや楽しさを抑えてしまいがちですが、素直に湧き上がるポジティブな感情に蓋をしないで、きちんと味わうことです。生きていると、誰にでもつらく悲しい出来事も訪れます。しかし、つらく悲しい気持ちになった時、過去に味わった嬉しい気持ち、楽しい気持ちがあなたを癒してくれます。「こんな時もあるさ」と前を向ける強さを与えてくれます。

人と比べない

人は自分より優れているものを持っている相手に出会うと、自分と相手を比べたがります。「ないものねだり」という言葉があるように、相手が持っていて、自分が持っていないものに焦点を当ててしまうからです。でも、どんなにあなたが自分より優れていると思える相手であっても、必ずあなたのほうが優れているところがあるものです。同じ人間なんてこの世には誰一人いません。違いがあって当然の他人と自分を比べることに、なんの意味もありません。「自分は自分」とし、人と比べることを止めましょう。

完璧主義をやめる

完璧主義の人は、常に自分に100点満点を求めます。その結果、例え98点でも欠けた2点の失点ほうが気になり、喜べなくなります。物事全てを0か100、イエスかノー、正しいか正しくないか、白黒はっきりつけたがります。しかし、人の感情も、世の中の出来事も、白黒はっきりつけられないことも多いのではないでしょうか。

私たち人間は、きっと完璧でないから人間なのです。

完璧に見える人でも、どんな人でも、失敗をします。「私は完璧じゃないから」と開き直れば、98点を喜べるようになります。「失点が2点だけなんてすごい」と、自分を誉められるようになります。

過去よりも未来に目を向ける

過去にどんなに大きな失敗をしたとしても、その失敗をなかったことにはできません。私たちが変えられるのは未来だけです。過去はどんなに悔やんでも変えることが出ません。もしあなたが今、クヨクヨとネガティブ思考にはまっているとしたら、その「今」もすぐに過去になります。「クヨクヨして何もできなかった」と悔やむ未来にしない為に、今から未来に目を向けましょう。もしかしたら、未来に目を向けることは勇気がいることかもしれません。しかし、未来に目を向けるあなたを、きっと未来のあなたが喜んでくれます。

カラダを動かす

ネガティブ思考の時、何をするのも億劫で、身体を動かすことも少なくなります。身体を動かさず、じーっと思考と向き合うから、より一層ネガティブ思考が沸き上がってくるのです。今自分はネガティブ思考になっていると感じた時には、意識をして身体を動かすようにしてみましょう。ウィンドウショッピングをしながらの散歩でもいいし、外出するのが嫌であれば、部屋の掃除でも構いません。身体を動かすことで、頭がシャキッと目覚め、ポジティブな出来事を見つけやすくなります。

まとめ

私たち全てに共通なこと、それは完璧ではないということです。誰でも失敗をするし、悲しいこともつらいことも経験します。しかし、同じくらい成功もするし、楽しいことも嬉しいことも経験します。どちらに焦点を合わせるかで、物の見え方も、心の在りかたも大きく変わってきます。もしかしたら、ネガティブ思考の癖が抜けるまでに、時間がかかるかもしれません。しかし、それでも意識してポジティブ思考になろうとすることで、ネガティブ思考は必ず克服できます。
私たち全てに共通なことがもう一つ。
それは、誰でもポジティブ思考になれるということです。あなたの今が、未来が、あなたの目にポジティブに映りますように。

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