人によって感じ方は違いますが、多かれ少なかれ誰もが仕事中にはストレスを感じているものです。上司や同僚、後輩、お客様とのコミュケーションでイライラしてしまうことはありませんか?

責任の重い仕事を任されて、プレッシャーでイライラすることや、計画通りに仕事がはかどらずイライラすることもあるでしょう。イライラが積み重なると、仕事に行くのも苦痛になり、出社すること自体が困難になってしまうこともあります。

また、イライラしている本人も不愉快になり、終いには自分に腹が立ってしまい、イライラが倍増することもあります。仕事をしている間、ずっとイライラしているというのは、一日の殆どをイライラ感情に振り回されているということ。しかし、同じ状況に立たされても、穏やかな気持ちで仕事に向き合っている人もいます。何があっても涼しい顔で、落ち着いて仕事をこなしている人もいます。

イライラする人、しない人、どちらもストレスはあるはずですが、違いは何なのでしょうか。ここでは、イライラの原因を探り、そもそもイライラしないためにはどうすれば良いのか。効果的な予防策をご案内します。イライラしない人は、もしかしたら無意識のうちに効果的な予防をしているのかもしれませんよ。

仕事が忙しくてイライラしてしまう原因とは?

イライラには、必ず原因があるはずです。あなたがイライラしてしまう原因は何ですか?

自分のペースを乱される

仕事に取り掛かる前に、ある程度一日のスケジュールを立ててから仕事に取り掛かりませんか?その日のうちに片づけなければいけない仕事は何か、頭の中でペース配分を考え、仕事に取り掛かります。しかし、上司や他の人から声をかけられ、声をかけられる度に仕事が止まり、思うように捗らなかったり、予定より早く仕上げるよう急かされたり、他人にペースを乱されるとイライラします。「自分のペースで仕事が出来ない」ことにイライラする人は、真面目で几帳面なタイプが多いのが特徴です。

仕事が予想以上に大変

実際に仕事に取り掛かかると、予想以上に大変で、時間も労力もかかることがあります。予想と現実に違いは出るものですが、その違いが大きければ大きいほど、精神的なダメージもストレスも強くなります。仕事がスタートしてから気が付くことも多いものです。知識不足の自分に気づき、多くのことを学び、覚えなければならなくなったり、知識はあっても仕事量が多すぎたり、自分では良いと思って提出した仕事が、何度も上司にやり直しを命じられたり。自分の力で仕事をこなすのが「大変だ」と感じる時にイライラします。仕事の知識や量でイライラする人は、完璧主義タイプの人が多いのが特徴です。

集中力が途切れる

頭では「やろう」と思っているのに、いざ取り掛かると集中できないことってありますよね。集中できない時は、集中出来ていないという自覚があるし、「集中しなければならない」という焦りもあるものです。頭ではわかっているのに、仕事に向かうとウトウトしてしまったり、周りの雑音が気になってしまったり、ぼーっとしてしまったりで集中できない。

悩みを抱えている時は、そのことが頭から離れず、ふと気づくと悩んでいたりします。「仕事を片付けなければ」と思っているのに、集中できない時、わかっているのにできない自分や状況にイライラします。集中力が途切れてしまう人は、脳が疲労しているタイプです。

終わりが見えない

頑張って仕事をこなしているのにも関わらず、一向に先が見えず、やらなければならないことがまだまだたくさん残っている。「一体どれだけやれば終わるのか」「いつ終わるのか」、仕事の終わりが見えない時、うんざりしたり、不安になったり、モチベーションを維持するのが難しくなります。片付けなければならない仕事があまりにもたくさんあると、うんざりした気持ちになりませんか?「まだこんなに…」「一体後どのくらい…」と、終わることがイメージできないくらいネガティブに受け止めてしまいます。終わりが見えないというのは、漠然としていて、イライラします。漠然とした状況にイライラしている人は、今現在、ネガティブ思考になっています。

他人の言動に振り回される

あなたの職場に、要領よく立ち回る人っていませんか?頻繁に席を離れて休憩に行ったり、他の人と世間話をしてさぼっていたり、面倒な仕事は他人に任せて自分は簡単な仕事で済むように仕向けたり…。こんな人に限って、上司の前では仕事に真面目に取り組んでいるような態度をとり、上司から高評価を受けているというのは、案外多いのではないでしょうか。同じ給料体制の元で働いていて、不真面目な働き方をしている人を見ると悲しくなってくるし、矛盾や不平等を感じてイライラします。「自分はこんなに働いているのに」と他人のズルさにイライラする人は、誠実で正義感が強いタイプです。

仕事が忙しくてイライラしないための予防策とは?

人に甘える

仕事をしていると、自分の力では負担が大きい仕事や、そもそもの仕事量が多すぎる仕事を頼まれることもあります。上司の命令だからといって、なんでもかんでも「はい」の二つ返事で答えてはいませんか?「はい」と答えた後、一人で大きなため息をつき、イライラした気持ちを抑え込んでいるのではないでしょうか。

「与えられた仕事は自分一人でこなす」それは良いことですが、自分のキャパシティを超えてまで仕事を受ける必要はありません。負担が大きく、こなせる自信がない時は、不安な気持ちを素直に上司に話してみましょう。結果として、その仕事を任されるとしても、予め不安を伝えておくだけで、理解されていることで安心感が生まれ、気持ちは軽くなります。上司によっては、気にかけてくれたり、予めサポート役をつけてくれたり、不安な気持ちが解消できるよう、対処してくれるかもしれません。自分のキャパを超えて仕事を抱えてしまう人もいますが、何事も限度があります。どうしても難しい、無理だと思ったら、素直に人に甘えてみてはいかがでしょうか。

優先順位をつける

予め、その日のスケジュールやペース配分をしても、突発的な命令や状況で、予定の変更を余儀なくされることがあります。予定が変わり、ペースが乱されるとイライラしてしまうので、常に「今ある仕事の優先順位をつける」ことを意識してみましょう。今抱えている仕事を重要なもの、先にやるべきものから順番に順位づけておきます。予め順位付けしておけば、突発的に新たな仕事を頼まれても、優先順位1番、2番・・・順に比較することで、その仕事に取り掛かるタイミングがわかります。何か新しいことがあれば、優先順位をつける。優先順位をつけると、「今やるべきこと」が見えてきて、慌てることがなくなります。優先順位をつけることは、自分が抱える仕事全体を客観的に見ることにつながります。客観視することで精神が落着き、仕事に対して冷静に向き合えるようになります。

メリハリをつける

仕事でイライラしている時に、プライベートの時間もイライラがおさまらず、四六時中イライラしていることはありませんか?プライベートに仕事のイライラを持ち込むのは、あなた自身も楽しくありません。意識してメリハリをつけましょう。例えば、仕事の合間のトイレ時間、ランチタイムには、敢えて全く違うことを考えたり、話をするようにします。仕事中も、人の集中力は50分くらいと言われています。集中力が途切れてきたと感じたら、仕事の手を止め休憩しましょう。適度な休憩は集中力を回復し、仕事の効率を上げることにもつながります。チョコレートやお菓子を食べる、飴をなめる、珈琲を飲むのも効果的です。

最悪な状態を想定しておく

何の問題もなく、スムーズに仕事を片づけることが出来たら、こんなに良いことはありません。しかし、仕事をしていると、何の問題もなく、スムーズに片付くことは、ごくごく僅かです。スムーズにいかなくてイライラしてしまうのを解消するためには、予め問題が起こることを想定しておくことをお勧めします。想定する内容は、出来るだけ最悪な状態をイメージしましょう。最悪な状態をイメージすると、イメージの中では最悪なことを経験していることになります。現実に問題が起こったとしても「あの最悪よりマシ」と、問題そのものを軽く受け止めることが出来ます。また、本当に最悪なことが起こったとしても、それは想定内なので冷静に対処することが出来ます。最悪な状態を想定しておくことで、不意のトラブルにもイライラせず、落ち着いて対応できるようになります。

他人に期待しない

「ずるい」と思う人がいても、その人に期待する気持ちを捨てましょう。「なんでこの人はいつもさぼっているのか」「こんなに仕事をしない人が給料を貰ってずるい」「良いとこ取りばかりされて悔しい」一緒に働く人全てが誠実で真面目な人とは限りません。ずるい人のせいで、自分の仕事が増えてしまい、つらくなることもあるかもしれません。しかし、そんな相手に期待をする気持ちを捨てましょう。現実的に負担を強いられていることがイライラの直接的な原因かもしれませんが、相手に対して「ちゃんと仕事をして欲しい」という期待を持ってはいませんか?「真面目に仕事をして欲しい。」相手に期待すると、期待を裏切られる度にイライラしてしまいます。あなたがイライラしても、その人は「何をイライラしているのかな?」と思う程度で、恐らく何の痛みも感じてしないかもしれません。「この人はこういう人」悔しくても、現状を認め、期待を捨てることです。期待しない、最初からあてにしないことで、相手の言動にいちいちイライラしなくなります。

それでもイライラしてしまった時の対処法は?

毎日小さなご褒美をする

「この仕事を片付けたら××がある」目の前にご褒美があれば、ご褒美を受け取る楽しみが出来てイライラが減少します。スイーツやビール、ランチやディナーなど、小さなことでもいいので目先に「楽しみ」を作りましょう。

外の空気を吸って深呼吸する

イライラしている時は、精神的な余裕をなくし、行き詰っている時です。余裕をなくしている時というのは、呼吸が浅くなりがちです。また、身体が緊張して、余計な力が入っています。そんな時には、外に出て、思い切り外の空気を吸ってみましょう。散歩するのもお勧めです。深い呼吸をするのも、歩いて身体を動かすのも、どちらもリラックス効果があります。

仕事とは無関係の話をする

イライラしている時、イライラから離れたいはずなのに、上手に気分転換が出来ないことがあります。こんな時は、意識して仕事とは無関係の話をしましょう。出来れば、仕事や職場の話題が出ない相手がいいでしょう。全く異なる業種の友達や、学生時代の友達など、職場の状況を知らない相手とならば、仕事の話題が出ることはありません。共通の趣味や興味について話をしたり、昔話で盛り上がったり、楽しい会話はイライラも忘れます。

大声を出す

イライラしている時は、叫びたくなるものです。カラオケや好きなアーティストのコンサートに出かけ、大声を出して歌い、叫んでみましょう。また、ハラハラドキドキするアクション映画などで、思わず叫んでしまうのも効果的です。大声を出すだけで、気持ちがすっきりして、イライラが解消されます。

早寝早起きをする

生活が不規則だと、集中力が続かず、イライラしやすくなると言われています。睡眠や食事など、生活習慣を見直してみましょう。早寝早起きを心掛けると、食事をゆっくりとることが出来たり、通勤前後に散歩をする時間が出来たり、時間的な余裕が生まれます。時間に余裕があるのは、精神的な余裕にもつながります。いつもより早い時間に起きて、きちんと食事をして仕事に行き、早めに就寝する。はじめは期間を決めて行ってみてください。数日続けると、その効果を体感できるでしょう。

まとめ

仕事をしていると、どんなことでもイライラの原因になります。イライラしない人なんて殆どいません。時々イライラしてしまう自分に自己嫌悪になる人がいますが、自分を責めないでください。イライラしてしまうのは、決して悪いことではありません。そして、イライラした感情は怖いものでもありません。イライラしないように予防する、イライラしたら対処する。イライラを軽くする方法を身に着ければ、イライラは決して憂鬱な感情ではなくなります。あなたに合う方法を見つけて、イライラを解消してくださいね。

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